2016年1月24日日曜日

[参考書籍] 日本語の作文技術

主に英日翻訳に際して、日本語作文力を身につけるための本を紹介します。

  • 日本語の作文技術 本多勝一



これは、特許事務所に入った際に、勧められた本です。著者は、朝日新聞の記者で、新聞記事や技術文書など事実を正確に書く作文技術を丁寧に説明しています。

  •  理科系の作文技術


この本も非常に有名な本です。主に理系論文を書く人向けなので、翻訳者には不要な箇所も多いですが、 『標準記法』などは一読の価値があると思います。

面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ

2016年1月22日金曜日

[PC周辺機器] ScanSnap S1500シリーズ

本の自炊用に約5年前に購入したScanSnap S1500Mですが、翻訳者になった後も、書類をスキャンし整理するのに重宝しています。しかし、最近、紙詰まりなどが頻繁に発生するようになり、スキャナーに内蔵の消耗品一式ScanAid(ピックローラユニット、パッドユニット等)を購入しました。このScanAidは通常、1年交換を推奨されていますが、他の消耗品ビジネス(プリンターのインクなど)と同様に高額(14,148円)なため、躊躇し続けながら使用してきましたが、さすがに限界を超えたようです。

付属のクリーニングセットで、スキャナー内部を清掃した後、下記の動画を参考に、消耗品を交換しました。

  • ピックローラユニットの交換手順

  • パッドユニット交換手順


しかし、多少はスムーズになったものの、相変わらず紙詰まりが発生しています。正直、高額な値段を払ってまで、交換する必要はなかったかなとがっかりしました。消耗品の交換をせずに、新しいシリーズ(iX500)を購入すればよかったですね。






面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ

2016年1月21日木曜日

[書評]座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣


■はじめに
最近、NHK「クローズアップ現代」で取り上げられたみたいで、話題になっている本。最新の研究に基づいていて、健康オタクの方でも、眼から鱗が落ちる内容だと思う。

■目次
第1章 三つの基本要素
カロリーよりも食事の質が大事
「座り続けること」が最大の敵
成果を出したかったらもっと寝る

第2章 小さな選択が大きな変化を生む
その一口で健康が決まる
座るのは喫煙より体に悪い
睡眠不足はあなたを別人にする

第3章 毎回正しい選択をする
炭水化物・タンパク質比率で選ぶ
家の中の食べ物を配置換えする
歩きながら仕事をしてみる

第4章 良い習慣を築く
砂糖は老化を促進する
代替甘味料は解決策にはならない
心と体のため20分ごとに2分歩く

第5章 自己免疫システムを強化する
表面の色で食べ物を判断する
風邪と睡眠の密接な関係
睡眠では質が量を凌駕する

第6章 生活習慣は遺伝子を上回る
新しい遺伝子を身にまとう
測定するだけで活動的になる
毎日8キロ歩く

第7章 もっと活力が出る生活をする
パンやライスを避ける
大皿料理で食べる量は10%増
運動後も脂肪は燃え続ける

第8章 タイミングが肝心
空腹時は悪食になる
早食いで肥満リスクは2倍
運動後は12時間気分が良い

第9章 応急措置
最初の注文が「アンカー」になる
体の両側を使う
照明でメラトニンを調整する

第10章 賢い選択
タンパク質に優先順位を付ける
友人にジャンクフードをおごらない
短期的な目標を見いだす

第11章 健康的に仕事する
ウオーキングミーティングの効用
オフィス机での食事は危険
睡眠不足は泥酔状態と同じ
……など全30章

■タンパク質に優先順位を付ける
以下の順に、タンパク質を摂取したほうがよい。

  1. 青果物(アスパラガス、アボガド、インゲン豆、ブロッコリー、カリフラワー、えんどう豆、ほうれん草)
  2. ナッツ(アーモンド、カシューナッツ、ピーナッツ、ピスタチオ、クルミ)
  3. 海産物(ヒラメ、ニシン、サーモン、ほた願い、エビ、舌平目、マス)
  4. 白身肉(鶏肉)
  5. 乳製品
  6. 赤身肉(牛肉、鴨肉、羊肉、豚肉)
  7. 加工肉(ベーコン、サラミ、ソーセージ)
糖質制限食を始めたけど、タンパク質の中でも優先順位があるのは知らなかった。


■感想
翻訳者に限らず、ほとんどのデスクワーカーは、1日7時間以上は座っているのではないか?
しかし、長時間座るという習慣は、心臓疾患や糖尿病その他疾患にかかるリスクを急激に高める(Sitting is Killing You)。

本書は、健康的に働き、成果を出し続けるための、食事、運動、睡眠の方法を具体的に説明している。
米グーグルなどのIT企業は、社内にスポーツジムやサイクリング場を完備し、最新の研究、科学的根拠に基づいた健康的な働き方を実現している。

日本では勤務中にスポーツジムに行ったら怒られそうだが、フリーランスになった昨年から昼間にスポーツジムに通うようになったのは大正解だったと思う。

睡眠の質についてはまだ改善の余地がありそうだ。ベッドに入ったあとや、夜中に目を覚ました時に、ついついスマホを見てしまう癖は止めたほうがよさそうだ。

それから、できるだけ「座らない」ことを習慣づけたい。

面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

2016年1月18日月曜日

筋トレの日々④理想形に向けて

東京では、初雪により歩道にまで雪が積もり、徒歩でジムに行ってきました。雪の影響でジムにはいつもの半分くらいしか人が来ていなくて、伸び伸び使用できてました。
正月休みで怠けた身体がようやく元通りになり、ベンチプレスで65kgを上げられるまでになりました。今年も肉体改造に励んでいきたいと思っています。

肉体改造においてもゴールを意識するために、理想的な身体はどんな身体かを明確にする必要があります。

去年、ラグビーのワールドカップを観戦し、日本人の小柄な選手たちが、外国人の大柄な選手に向かってタックルしている姿に感動に、本格的に肉体改造を始めました。
そのため、理想形としては「五郎丸選手」ですかね。
五郎丸選手は115kgのベンチプレスを上げているようなので、現時点では五郎丸度56.5%達成している感じですかね。

「五郎丸 」の画像検索結果

世界に向かう翻訳者として、激しく、力いっぱいキーボードを打ちまくりたいですね。

ちなみに、使用しているキーボードは、東プレの「静電容量無接点方式キーボード」で軽いタッチで入力でき、力はほどんどいりませんが(笑)。






翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

2016年1月13日水曜日

クラウド会計ソフトfreee

クラウド会計ソフトfreeeを使用して、確定申告の準備を開始しています。去年、初めての確定申告の際に、無料版を1ヶ月使用して確定申告を済ませ、その後、個人事業主プラン(980円/月)に加入しました。会計の初歩的な質問や会計ソフトの使用方法など、チャットでリアルタイムで質問できるので、とても役に立っています。会計士に頼むと、この値段の約10倍かかるみたいなので、個人事業主にとっては、有り難いです。
しかし、年初になって、このチャットでの応答が遅くなっているように感じます。おそらく、確定申告の準備の方が大勢質問してくるので、スタッフも大忙しで対応しているのだと想像します。もっと早く準備しておくべきですね。





面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ




2016年1月11日月曜日

[書評] 仮想通貨革命 野口悠紀雄



<目次>
第1章 通貨革命が始まった
第2章 きわめて斬新なビットコインの仕組み
第3章 ビットコインに続くもの
第4章 現代の通貨はどこに問題があるか
第5章 通貨革命は社会をどう変えるか
補論 公開鍵暗号と電子署名

■はじめに
 本書によれば、ビットコインに代表される仮想通貨が、PC、インターネットに次ぐIT革命による第三の波だという。ビットコインが話題になっていることは知っていたが、それほど重要なことだとは思わなかった。ビットコインは、日本ではまだほとんど取引されていないようだが、現在の通貨より優れているので、いつかは今のお金を駆逐するらしい。もちろんビットコインの普及により不利益を受ける人達(政府、銀行)が反発するだろうが、この流れは止められない。あと何年で今のお金に置き換わるのか楽しみだ。

■ビットコインの仕組み
①電子署名を用いてビットコインを送信すること
②取引をP2Pネットワークで維持するブロックチェーンに記録すること
③ブロックチェーン改ざん防止のため、プルーフオブワークの計算を課すこと

ビットコインの仕組みの基礎になった「ナカモト論文」によれば、1つの電子コインは、連続するデジタル署名のチェーンと定義される。つまり、ビットコインは署名を用いて受け渡しをしている。この際、なりすまし、改ざん、否認を防止するため、以下の三点を確認しなければならない。
①送金した者が、確実に署名者であること(他の者でないこと)
②通信途中で金額などが(傍受者などによって)書き換えられていないこと
③送付者は、送付の事実を後になって否認できないこと

「電子署名」、すなわち公開鍵暗号とハッシュ関数を用いた技術で解決している。

■ビットコインと電子マネーの違い
ビットコインと電子マネーとでは、維持運営する仕組みはまったく異なる。
電子マネーとしては、支払いに先立って入金し(「プリペイド型」)、その残額等の情報が記録されているICカードが主流である。

さらに電子マネーには、以下の2つのタイプがある。
  • クローズドループ型:電子マネーが利用されるたびに、発行者に戻すことで、二重使用を防止するタイプ。 例)
  • オープンループ型:利用された電子マネーが発行者を経由せずに転々流通できるタイプ。運営コストが高い。例)Edy
電子マネーの問題点は以下のとおり。
  1. 運営コストが高い。
    • クレジットカードと同様に、電子マネーでも手数料(カード利用額の2〜5%)を店舗側がカード発行会社に対して負担しなければならない。
  2. カード発行会社にとって手数料が安く、採算が合わない。
一方、ビットコインの利点は以下のとおり。
  1. P2Pネットワークによるブロックチェーンの維持と、プルーフオブワークの計算を課すことにより、二重使用を防止しており、運営コストが非常に低い。
  2. ビットコインは、通常の現金と同じように、転々流通することができる。
  3. 電子マネーでは、カードの盗難、紛失等のリスクがあるので、入金額に限度があるが、ビットコインでは、そうしたリスクはなく巨額な送金が可能になる。
  4. 電子マネーは特定の通貨に関連しており、国際送金には使用できない。これに対して、ビットコインは非常に低い送金コストで国際送金が可能になる。

■感想
本書は、ビットコインの技術的内容も非常に丁寧に説明している。その仕組みは非常に難解だが、インターネットと同様に、世の中を変えるインパクトがあるので、本書を何度も読んで理解したいと思う。
ビットコインは、政府や銀行が発行する現在の通貨と異なり、とてもリベラルなものと感じた。ビットコインが普及すれば、国境を越えて個人間で仕事を請け負うことができるようになるであろう。従来では送金コストが高くて成り立たなかったような小さなビジネスが国境を越えて成立することになりそうだ。発展途上国の優秀な個人が恩恵を受けそうだ。つまりグローバルでは、ますます貧富の格差が縮小される方向に移行していくだろう。


面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ













2016年1月10日日曜日

反復練習のすすめ

「自信はすべての能力に勝る」 人生がうまくいかない時に読んでほしい、自信を育てる3つのコツ 

正月にこの記事を読んで、英作文の反復練習を始めました。
Evernoteに、ネイティブが書いた英文を書き写しています。

10000万時間の法則で提唱されているように、どんな道でも一流になるには、繰り返しの訓練が必要になります。

今年は、英語を書くことを習慣にしたいですね。

面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ



2016年1月3日日曜日

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する


翻訳の期限に比較的余裕がある案件をときどき依頼されることがあります。こうした場合、比較的に早めに作業を終わらせたいので、できるだけ早めに取り掛かります。しかし、ある程度完成が見えてきたあとで、非常に厳密なチェックに取り組んでしまい、結果的に提出は、期限ギリギリとなる場合があります。

これは、まさしく、パーキンソンの法則の第1法則

『仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する』

に該当します。

つまり、チェック時に、他の文献をいろいろ調べたり、もっといい言い回しがないか検討したりして、ひたすら完成度を高めてしまいます。

こうした作業は、自己研磨のために必要ですが、ある程度のところで見切りをつける必要があります。

このパーキンソンの法則の第1法則の対処法としては、
やるべきことのリストをつけて、優先順位の高いものだけにフォーカスする
ことがありますが、

いざ、翻訳業務になるとなかなかこれが難しい。

私は、企業の知財部を経験しているので、特許出願や特許権における優先順位は比較的理解できていますが、
特許翻訳の出来不出来の評価は、その優先順位と違うように思うからです。

今年は、この問題をクリアにして、効率的に作業を進めていきたいですね。

面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ





注目の投稿

[書評] 投資家が「お金」よりも大切にしていること 藤野英人

目次  第1章 日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目(8割の学生が「お金儲け=悪」日本人は世界一ケチな民族 ほか) 第2章 日本をダメにする「清貧の思想」(バットマンはなぜ「かっこいい」のか?日本のヒーローは…公務員 ほか) 第3章 人は、ただ生き...