2016年2月27日土曜日

集中力を持続する方法

在宅で仕事をしていると、動画サイトを見てしまったり、ネットの記事を読んでしまったりして、なかなか仕事に集中できないことがあります。

こうした場合に有効な、集中力を持続する方法を紹介します。

ツァイガルニク効果(ツァイガルニクこうか、Zeigarnik effect)は、人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。

この効果を利用すれば、特許明細書の翻訳中に、動画を見てしまった場合も、仕事のことが気になってまた仕事を再開することができます(これは、脳科学者の中野信子さんがおすすめしていた方法です)。

例えば、特許明細書の第1実施形態の翻訳を終えたところで、終了するよりも、第1実施形態の途中で中断するほうが翻訳のことが気になりますね。

もっと言えば、一文(句読点)の後で翻訳を中断するよりも、一文の途中で翻訳を中断するほうが気になります。
さらには、一単語の入力後に翻訳を中断するより、一単語の入力途中に翻訳を中断する方が気になりますね(但し、スペルミスが無いようにくれぐれもご注意を!)。

これを行うと、中断時間は短くなり、仕事を再開しやすくなります。

●参考文献
The Zeigarnik Effect and the Cognitive Availability of Regrettable Actions and Inactions
wiki/ツァイガルニク効果

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2016年2月15日月曜日

おすすめの映画

ここ数年、英語の勉強も兼ねて、映画を観るようにしています。HuluやAmazonプライム・ビデオでもよく観ますが、映画館にもよく行きます。いちおう観た映画は評価していて、その中で五つ星をつけた、特におすすめの映画を紹介します。


  • はじまりのうた BEGIN AGAIN
キーラ・ナイトレイ演じる女性シンガーソングライターが、ミュージシャンの恋人の浮気が原因で失恋してしまう。友人が彼女を励まそうとライブバーに連れていき、無理やり彼女をステージに上げて、歌を歌うこととなる。偶然居合わせた音楽プロデューサーの目に留まり、デビュー・アルバムの作製に取り掛かるという話。マーク・ラファロが演じるこの音楽プロデューサーも、自分が設立した会社をクビになり、彼女とともに再出発(BEGIN AGAIN)する。とにかく爽快な映画で、特に女性におすすめですね。素敵な音楽が流れるので、いい音響で観賞するといいと思います。

  • セッション
19歳のジャズドラマーが、アメリカ最高の音楽学校に入学し、最高の指揮者のもとで、バンドメンバーとして指導を受けるという、普通の吹奏楽の映画かと思いきや、徐々に想像を超える展開に。彼が、この指導官の限度を越えるスパルタ指導に徐々に反発していき、ついには狂気的なラストを迎えます。それなりの映画通でも、こんな映画観たことないと思います。

  • ゼロ・グラビティ 3D
 それまでは、あまり3D映画が好きではなかったが、この映画で、まるで宇宙に放り出されるような臨場感を味わうことが出来、好きになりました。宇宙旅行は高額でまだまだ行けませんが、この映画なら、チケット代(3Dメガネ代を含む)だけで宇宙を体験できるので、安すぎですね。

  • インターステラー
これも3Dで観た宇宙映画ですが、映像だけでなく、ストーリーも素晴らしいです。地球の時間と宇宙の時間とで進み方が違うところが一番の肝。宇宙に行った宇宙飛行士の父親と地球で待っているその娘が同じ年齢になってしまう。感動的なストーリーで、おすすめです。


  • きっと、うまくいく
 インド映画歴代最大の興行収入を得た作品。「インド映画ってミュージカルばっかりで感情移入できない」と思っていた自分でも、ものすごく楽しめました。インド工科大学の寮を舞台に、若者の自殺というシリアスな社会問題をテーマにした、笑いあり、涙あり、かつとても深い映画です。インド工科大学は、入試倍率が50倍以上(ハーバード大学が11倍)の世界一難関大学の一つだそうです。この映画は、Amazonプライム会員の方は、無料で観れます。

『はじまりのうた』以降、20本以上の映画を観ましたが、未だ五つ星を付けた映画はありません。期待していた宇宙映画『オデッセイ』も残念ながら四つ星止まりでした。

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2016年2月7日日曜日

ヨガについて語るときに僕の語ること


スポーツジムとは別に、月に1〜2回、ヨガスタジオに通っています。
ヨガ歴は、途中に空白期間もありますが、10年以上になります。

ヨガは、文章を書くのに必要な集中力を高めるとともに、デスクワークのストレスを軽減するのに役立ちます。翻訳の作業は、母国語でただ文章を書く以上に、非常に細かい注意力を必要とするので、更に有効だと思います。

 また、年齢を重ねるごとに頭が固くなりがちですが、ヨガは思考の柔軟性を維持向上させるように思います。今まで出会った10人以上のヨガのインストラクターを思い出すと、皆、穏やかで柔和な性格の方でしたね。「健全な精神は健全な肉体に宿る」というように、身体の柔軟性が精神の柔軟性に影響を与えるように思います。

それから、以前書いた書評『現代語訳 般若心経』に記載したように、
ヨガの最中、普段何気なくおこなっている、呼吸や身体の動きに意識を集中することで、自然や地球と一体感を得るような感覚(『共時性』)をときどき覚えます。昔、インドを訪れた際、ガンジス川のほとりのゲストハウスの屋上で、朝、ガンジス川を見下ろしながらヨガをしたことがありますが、大げさに言えば、日本にいてもヨガをしている際、時空を越えて、ときどきその光景が脳裏を浮かび、幸福感を感じることができます。

以上、ヨガをすすめる理由です。

タイトルは、最初「ヨガのすすめ」くらいにしようと思いましたが、あまりにも芸がないので、村上春樹さんの書籍タイトル「走ることについて語るときに僕の語ること」を真似しました。このタイトルもレイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』に由来するみたいですね。

本当は、村上春樹さんみたいにジョギングができたらいいんですが、自分には向かなかったですね。








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