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2017年7月6日木曜日

ZEN呼吸法

ここ最近、デスクワークの後、水泳、ヨガ、ウェイトトレーニングなどできるだけ体を動かすように心がけています。そして、最近になって、改めて運動時の「呼吸」の重要性を実感しています。

まずは、数年前に受講した、「体内対話~ZEN呼吸法 椎名由紀」という講座から紹介します。

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講師 椎名由紀
早稲田大学第一文学部哲学科卒業
第40代ミス東京一位。(http://www.yukicna.jp/)
■人はなぜ生きていられるか?
・酸素(呼吸)
・天地の恵み(食事・栄養)

→人間は食事しなくても24日間は耐えられるそうだが、呼吸をしないと5分でも大変なことになる。つまり、「呼吸」が食事より何千倍も大事とのこと。

「胃が痛い」「肩がこる」「慢性疲労」「不眠」などの症状は、身体から「酸素が足りない」というSOSである。

■正しい姿勢と正しい呼吸法
「息」という字は「自分の心」を表わす
怒っていたり、泣いていたりすると、呼吸が早く荒くなる。
落ち着いて堂々としていると、長いゆっくりした呼吸になる。

つまり、息(心)と身体は、密接に関連している。

■あなたの身体株式会社、社員に言えますか?
会社の社長が、経理、人事、総務、事業部等の各部署に関心を持っていないと、会社は機能しない。
同様に、人間の身体も、心臓、胃、腸、肺の各部位を意識できないと機能しない。そのため、内臓の配置は知っておいたほうがよい。

■呼吸の観察
1:「吸う」と「吐く」では「吐く」が大切
2:口呼吸と鼻呼吸では、鼻呼吸の方がよい。
3:胸式呼吸と腹式呼吸では、腹式呼吸の方がよい。胸式呼吸だと睡眠障害になりがち。
4.一分間の呼吸回数は?→15回以上はストレスを抱えている人。ストレスの少ない農家のおばさんは7回くらい。

口呼吸は、胸式呼吸につながり、交感神経(緊張、活動)を刺激する。
鼻呼吸は、腹式呼吸につながり、副交感神経(休息・リラックス)を刺激する。

「鼻呼吸」だと横隔膜が大きく上下するので、自然と内臓がストレッチされ、内臓の周りの脂肪がつきにくい。

■呼吸時の姿勢
手を身体の前に組むと、胸がふさがってしまうので、手は身体の横に。
頭が身体の前に出ると、胸がふさがってしまうので、まっすぐに。
千骨を身体の内側にしまい込むのがポイント。
ゆっくり長く腹式呼吸を行なう。
鼻から気管を通り、まっすぐ丹田に空気を落とし込むイメージ。

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以上は、普段の呼吸についてですが、運動時は、また違った意味合いで「呼吸」が重要となります。

代謝とは、簡単にいえば、栄養を細胞内でエネルギーに変えること。
うまく代謝が行えないと、栄養分が脂肪となり、太っていきます。
物を燃やすのに酸素が必要なように、この代謝の際に「酸素」が不可欠です。

運動時に「呼吸」によって酸素を十分に取り込むことによって、代謝を促進でき、体重を減らすことができるそうです。


最後に、余談ですが、水泳のクロールの息継ぎ、口呼吸だけで行うものとずっと思っていましたが、
水上で空気を「口」で吸って、水中で「鼻」から空気を吐くのが一般的だそうです。







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2016年10月11日火曜日

[講演]柴田元幸先生、翻訳を語る

先日、柴田元幸先生の講演に参加しました。

柴田元幸先生は、東京大学文学部の名誉教授であり、翻訳業界ではとても有名な方で、文芸翻訳になじみのない私でも、村上春樹さんとの共著「翻訳夜話」などで名前は存じておりました。

目からウロコが落ちる、面白い内容だったので、ここでシェアします。




  • 翻訳はあくまで副業で、好きなものしか翻訳しない
  • 主に電子辞書(特に信頼度の高いリーダーズ、ランダムハウス)を用いて、ノートに手書きで翻訳をしている
  • Googleで表現をチェックしている
  • 変な日本語が入ってこないように、テレビは持っていない
  • 翻訳者は、読者の代表であり、作者の代弁者ではない
  • 翻訳していて「分からない箇所」に突き当たったら、とりあえず訳して先に進む。後から内容の理解が進むと、「分からない箇所」も明確になるから
  • 小説の翻訳では、「意味」よりも「快楽」を伝えることが重要
  • 例えば、ダジャレは、笑いが等価になるように訳せばよい
  • 小説の中での人称代名詞(私、僕、俺など)の決め方は、登場人物の関係性で決めることが多い
  • 小説の翻訳では、一文の翻訳で正しく伝わらなくても、文章全体で内容が伝わればよい
  • 英語では一文が長い場合、複数の文に分けて翻訳してもよい
  • 賞味期限の短い流行のコトバは使わない
  • 昔の英文小説では、「過去形」を使用したものが多かったが、現在は、「現在形」を使用することが多いのは、「先の見えない状況」を表すため



このような翻訳の講演会に参加するのは初めてでしたが、とても刺激を受けました。翻訳道も、非常に奥が深く、極めるのは長く険しい道のりだと感じました。

■翻訳教室 柴田元幸








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2015年12月10日木曜日

[講演]グレートジャーニー 関野吉晴

先日、関野吉晴さんの講演会に参加しました。
彼は、人類の足跡である南アメリカ・チリナバリーノ島からタンザニアまで(北ルート)のおよそ5万キロを逆ルートから遡って行く旅を8年かけて行った冒険家兼医師です。この旅の様子は、フジテレビ系のドキュメンタリー番組で放映され、DVD化もされています。
私は当時から彼のファンで、このドキュメンタリーのDVDもすべて持っています。




この講演会で初めて生で彼を拝見しましたが、グレートジャーニーの旅をしていたときから、20年近く過ぎてさすがにお年を召されていましたが、現在は大学教授のかたわら世界中を旅しているみたいです。
講演のなかで、とても面白い話があったので、シェアします。

■南米と北米の違い
  • 南米も北米もともにヨーロッパから白人が移民していった場所だが、北米には、家族をつれて移民した比較的裕福な家庭が多い。
  •  一方、南米に最初のころ来た人たちは、住むためではなく、一攫千金を夢みてきた白人たちで、女性はほとんど来ていない。この白人が南米中を広まるのに1年もかかっていない。
  • 南米は、白人と黒人、黒人と先住民等の混血も進んでおり、名前もさまざま。人間も文化も多様。そのため南米は飽きない。
  • 南米には、性格が西洋人よりも日本人に近いシャイでおとなしく、また背格好が小柄な人が多い。 それは、2万年前にシベリアにいた人たちが南米に移り住んでいったから。2万年前は氷河期で、現在より、海面の高さが120メートルも低い。つまり、アラスカとシベリアはくっついていて、人間が行き来できた。
■人類と他の動物との違い
  • ホモ・サピエンスは、20万年前にアフリカで生まれ、6万年前にアフリカを出た。
  • 20万年前のホモ・サピエンスも、現代人の知能はほとんど変わっていないと言われている。
  • 2本足で立ったことが、人類最大の偉業。
  • 人間は多産により生き残れた。母親だけでたくさんの子供を育てるのは大変なので、家族を作った。
  • 人間は、猿人より弱い。120センチの猿人の握力は300kg、相撲とりの握力はせいぜい100kg。また、人間は牙も、鋭い爪もない。
  • 闘牛(犬、猫)は実は赤を認識できない。
  • 馬は横に目がついているので、後ろまで見える。
  • 猿は目が前についているのは、木から木に飛び移るときに、立体視できるため。
  • 人間や鳥は、木の実の色を識別できるが、光を感じることができないので、夜になると見えない。一方、犬や猫は、色を識別できないが、光を感じることができるので、夜でも目が見える。
  • 熊もラクダも、時速40kmで走れる。一方、マラソンは人間が一番。
  • つまり、我々は、ある能力を得ることで、ある能力を捨てて進化してきた。



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