2015年11月16日月曜日

筋トレの日々①ジム通い


光栄なことに、フリーランスになってからすぐに翻訳の業務が増え、忙しい日々が続けています。しかし、長時間のデスクワークにより、身体がなんとなくだるく、疲れやすくなってしまっていたので、夏から3年ぶりにスポーツジム通いを再開しました。アフターヌーン会員といって、平日月曜日から木曜日の午後2時〜5時の3時間のみ利用可能で、税抜き4000円/月と一番安いプランにしました。こうしたプランを利用できるのもフリーランスの特権ですね。

3ヶ月くらい通うと、身体も非常に健康的になり、また自分でも認識できるほど、身体が筋肉質に変わってくるので、楽しいです。

多いときは週4回毎日通い、月曜日:筋トレ(ベンチプレス)、火曜日:プール、水曜日:ヨガ、木曜日:筋トレ(ベンチプレス)といったなんとなくのスケジュールも決まってきました。

以下のYoutube動画は、ワークアウト、食事など肉体改造について非常に参考になります。


ベンチプレスについては、当初30kgでも重たく感じていたのが、今では60kgをあげられるようになりました。人間は本来、何百キロもの重さを持ち上げられる能力を持っているらしいのですが、脳にストッパーがかかっていて普段はその能力が使えなくなっているようです。しかし、重い物を持ち上げるなどの外部環境が変化すると、脳はそれに対応するため、肉体を改造するように指令を出し、筋肉が増強されていく。筋トレってなんとなく語学の勉強に似ていますね。

今後もまた、肉体改造についても書いていこうと思っています。



面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ



2015年11月9日月曜日

[書評] 投資家が「お金」よりも大切にしていること 藤野英人



目次 
第1章 日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目(8割の学生が「お金儲け=悪」日本人は世界一ケチな民族 ほか)
第2章 日本をダメにする「清貧の思想」(バットマンはなぜ「かっこいい」のか?日本のヒーローは…公務員 ほか)
第3章 人は、ただ生きているだけで価値がある(経済って、よくわからない…残業250時間の「ブラック企業」 ほか)
第4章 世の中に「虚業」なんてひとつもない(日本人は仕事も会社も同僚も、あまり好きではない「会社」とは何か? ほか)
第5章 あなたは、自分の人生をかけて社会に投資している、ひとりの「投資家」だ(投資は、「お金」ではなく「エネルギー」のやり取り
エネルギーの8要素 ほか)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
久しぶりに「お金」や「投資」について考えさせる素晴らしい本に出会ったので、ここでシェアしたいと思います。

  • 日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目

 日本の学生が8割がお金儲けに対して悪いイメージをもっている。だが、こうしたネガティブなイメージは、お金への執着心の裏返しであるとして、著者は日本人のお金に対する考え方を批判している。
 実際、日本の現金、預金の比率は、55.5%を占め、他国(米国は15.3%、イギリスは32.2%、ドイツは39.4%、フランスは31.3%)に比べて、著しく高い。
 また、年間の成人1人あたりの寄付金額は、米国が13万円、イギリスが4万円なのに対し、日本はたったの2500円である。
 また、海外では、投資信託を20年から30年くらいのスパンで持つのが一般的ですが、日本人の平均保有年数はたったの2.4年。つまり日本人こそ自分の利益のことしか考えていないハゲタカであるして痛烈に非難している。

  • 経済は「互恵関係」
 私達は産まれたときから消費活動を通じて、経済を動かす主体であり、我々の消費活動は必ず誰かの生産活動につながっている。良い消費者になることは、良い社会を創ることにつながる。だからこそ、自分のお金の使い方に自覚的になり、店員に威圧的な態度を取ることなく、良いサービスに対して「ありがとう」といえる人になることが必要だという。

  • 会社とは何か?
 株式会社の会社は英語でCompanyといい、この言葉の元々の意味は「仲間」であり、「株式」はshare、すなわち「分け与えること」を意味する。故に、株式会社とは、本来、互いに助け合いながら、自分の能力を発揮できる場所のはずだ。
 しかし、日本人の多くは、日本人は、他国に比べ、仕事も会社も同僚もあまり好きでないという。
 会社は多様な人間の集団であるので、良い面もあれば、悪い面もあるが、著者によれば、日本には全体として不真面目な会社が多いらしい。つまり、社会との関わり方、顧客との向き合い方、従業員との関わり方を真剣に考えている会社が少ないという。
 一方、良い会社の例として、

  1. インドのインフォシス(「私の成功とは、長期的な人間関係を築いて、人に奉仕することだ」)
  2. ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイ(社是はかっこいいこと)
  3. サイバーエージェント(社長とはお客様の代理人である)

が挙げられている。
  • あなたは、自分の人生をかけて社会に投資している、ひとりの「投資家」だ

「投資とは、いまこの瞬間にエネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくこと」
「エネルギー」=情熱×行動×時間×回数×知恵×体力×お金×運
「未来からのお返し」=プロダクト(モノやサービス)×感謝×成長×経験×お金

最大のお返しは「明るい未来」である。

■感想
 中国人の友人が、「本当に日本人は「お金」の話をしない。それどころか、むしろ隠したがる人が多い」と言っていた。彼は現在、典型的な日本大企業に勤務しているが、会社の上司に、「将来、中国大連で一番の金持ちになりたい」と話したら、「清貧の思想」に基づき説教をされたみたいだ。また、最近、自分の周囲でも、「会社を辞めたい」、「転職したい」という人が多いなと感じる。特に日本の「大企業」が急激に魅力を失っているんだなという感じがする。

 本書を読んで、「清貧の思想」が日本をダメにしており、これからはみんなが清らかで豊かになることを目指すように「お金」についてもう一度考えなおすべきだと感じた。
 
 個人的にも、もっと自覚的に消費を行いたいと思う。サラリーマンのときは、毎月決まった給料を手にできるので、けっこう無駄遣いや衝動買いをしていたと思う。今は個人事業主となって、確定申告も必要であるので自覚的に消費を行えるようになってきた。自分が応援したい会社の製品を購入し、新しいことに挑戦している会社に投資したい。自分自身が明るい社会を創る主体であることを自覚したいと思う。
 
 現在、特許翻訳者として生計をたてている自分は、エネルギーを特許翻訳という業務に投資していると言える。
 この仕事の「未来からのお返し」は何か?
 
  1.  翻訳業を通じて英語を学ぶことで、将来的にも日本と海外の間で働く機会を得られる。
  2.  特許文献を通じてテクノロジーを身につけられる。
  3.  個人事業者として、自由に能動的に働くスキルを身につけられる。
  4. 顧客からの感謝やフィードバックを受けられる。

 
 将来、人工知能が発展し、翻訳業務はコンピュータに置き換わってしまうかもしれない。その前に、この業務を通じて成長し変化に対応できるようになりたい。
 
面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

2015年10月14日水曜日

[書評]2045年問題 コンピュータが人類を超える日 松田卓也



<2045年問題 コンピュータが人類を超える日 松田卓也>
■目次 :
1章 コンピュータが人間を超える日―技術的特異点とは何か
2章 スーパー・コンピュータの実力―処理速度の進化/
3章 インターフェイスの最先端―人体と直結する技術/
4章 人工知能開発の最前線―意識をもつコンピュータは誕生するか/
5章 コンピュータと人類の未来―技術的特異点後の世界/
6章 コンピュータが仕事を奪う―大失業時代の予兆/
7章 人工知能開発の真意―コンピュータは人類を救えるか

一説によれば、2045年には、コンピュータの能力が全人類の知性を超える可能性があるという。本書では、人工知能が人間の職業を奪っていく状況だけでなく、映画「ターミネーター」や「マトリックス」などに描かれた、人間を支配する未来についてわかりやすく説明している。

■コンピュータと人間の違い
コンピュータが人間より優れている点は計算能力である。一方、人間は、画像や音声などの雑多な情報の中から意味のある情報を読み取るパターン認識能力が優れていると言われている。このパターン認識能力のおかげで、人間は人間の顔、イヌなどを抽象化して認識することができるのである。

人間が少ない情報から大きなパターンを認識する際のエラー例が紹介されている。
原始人が草むらの近くを歩いていると、草むらからガサガサという音がしたとします。この場合、近くに猛獣がいるかもしれないし、風で草がなびいているだけかもしれない。
そこで、この原始人は逃げることを選んだのですが、結果は単なる風でした(「タイプ1のエラー」)。

 また、別の原始人が草むらがざわめいているので、ほとんどの原始人は逃げたが、この原始人は風だと思って逃げなかった。しかし、実際に草むらに猛獣が潜んでいて、この原始人は食べられてしまった(「タイプ2のエラー」)。

ライプ2のエラーを犯した原始人はすべて食べられ、タイプ1のエラーを犯す原始人だけ、つまり怖がりな人間だけが生き残ったと言える。

■人工知能開発の最前線
現在、欧米では人間の脳にそっくりな人工知能をつくる開発に、大規模な投資が行われている。
1.アメリカのシナプス計画
IBMのSyNAPSE(Systems of Neuromorphic Adaptive Plastic Scalable Electronics)計画は「認識するコンピュータ(Cognitive Computing)」の開発を目的とし、これは「進化したアルゴリズムと、シリコンの神経回路を駆使して、この認識するコンピュータは経験を通じて学び、事象間の相互関係を見出し、仮説を立て、蓄積していく」ものとされている。

2.ヨーロッパのヒューマン・ブレイン・プロジェクト
このプロジェクトでは、人間の大脳新皮質の最小単位である新皮質カラムをスーパーコンピュータでシミュレートしようとするものである。

いずれのプロジェクトも、チェスに勝つなど何か特定の目的だけに特化した「弱い人工知能」ではなく、意識を備えた「強い人工知能」の開発に向かおうとしている。

■コンピュータと人類の未来
未来にはコンピュータと人体が一体化され、人間の能力は格段に進歩すると考えられている。
 更に、巨大なコンピュータの中に、希望する人の意識をアップロードして、肉体が死んでもコンピュータ上で生き続けることができる時代がくると予想する。これを「マインドアップローディング」と呼ぶ。
 最終的には、全宇宙すべてがコンピュータになってしまうと予想されている。これを宇宙の「ウェイクアップ(覚醒)」と呼ぶ。このとき、コンピュータは、全宇宙の情報を管理し、人類に代わって宇宙を支配しているという。

■感想
 2045年、つまり今後30年のうちにコンピュータが人類全体の能力をはるかに超えてしまう「技術的特異点」を迎えるという。SFの世界だと思っていた世界を、多くの人が経験することになるという。ほとんどの職業は、コンピュータに置き換えられたとき、果たして人間はどのような暮らしをしているのだろうか?
 ホーキング博士をはじめとする多くの権威ある人たちがこぞって、人工知能の進化により人類が終焉すると警告している。技術の進歩は人類の発展に寄与するものと楽観視してばかりいられないのだ。

「マトリックス スペシャル・バリューパック (3枚組)」


「ターミネーター(日本語吹替完全版)コレクターズ・ブルーレイBOX」


面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

2015年4月23日木曜日

[PC周辺機器] キーボード

特許翻訳者にとって、一番使用頻度の多いキーボードにこそ、投資すべきと思い、少し前に、ネットで評判がいい「東プレのキーボード」を購入しました。



テンキーレスのコンパクトなタイプで、机上にスペースがあまりない方でもおすすめ。私は別にテンキーを持っていたので、敢えてこのタイプにしました。

キーボードはさすがに高価なだけあり、打ちやすく、静かです。今までmacのワイアレスキーボードを使用していたため、キーの高さがある、東プレのキーボードでは、若干指が引っかかるときがありますが、慣れれば問題ないでしょう。

面白かったら、ポチッとしてください。


翻訳 ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

2015年4月17日金曜日

[おすすめ]ブルーライトカットメガネ

フリーランスとして仕事を始めると、ついつい夜遅くまでパソコンに向かって作業を続けてしまいがちです。こうした状況を続けていたら、夜、寝付きが悪くなってしまいました。
原因を調べてみると、おそらくパソコンやタブレットから発せられるブルーライトの影響であるという結論に至りました。


そこで、ブルーライトカットのメガネを購入しました。



このメガネは、約50%(通常は、約30%)のブルーライトをカットし、軽量で、快適な装着感です。オススメです。
メガネ屋では、このような度なしのパソコン用メガネはほとんど置いていなく、実際に装着せずに、ネットで購入しましたが、付け心地はとてもよいです。



2015年3月21日土曜日

[US5839119] 注意すべき翻訳文


  • (注意)permit A to  ~に…することを許可する

In particular, the present invention relates to a method that permits electronic payments to occur off-line while still preventing double spending.
特に、本発明は、電子支払いがダブルスペンディング(double spending :二重支払い )を防ぐと同時にオフラインで起こるような方法に関する。


  • (注意)上付きTM
For obvious reasons digital cash systems particularly interest businesses operating on the Internet and World Wide Web. These businesses include many relatively new types of businesses, such as on-line newspapers, print on demand services, digital libraries, and database services, like Nexus/Lexis™ and Dialog™.
明白な理由から、デジタルキャッシュシステムは、インターネット及びワールトワイドウェブ(World Wide Web)で行われるビジネスに関心を与えている。これらのビジネスは、多くの比較的新しいタイプのビジネス、例えば、オンライン新聞、プリントオンデマンドサービス、ダジタルライブラリー及びネクサス(Nexus)/レクシス(Lexis) (商品名)及びダイアログ(Dialog)(商品名)のようなデータベースサービスを含む。
  • (注意)includingのかかり
Additionally, some observers anticipate that new document services will be provided via the World Wide Web, including file conversion and document summarization. 
さらに、新しいドキュメントサービスがワールドワイドウェブを介して提供されることが予想され、この新しいドキュメントサービスはファイル変換及びドキュメントの要約を含む。


  • (注意)thatのかかり

Accordingly, a need exists for a system of electronic payments that permits electronic payments to occur off-line of a financial services provider, provides security and low transaction overhead for both buyers and sellers, while still providing buyer anonymity.
したがって、電子支払いが金融サービス提供者のオフラインで起こり、買い手及び売り手の両方に対して低取引総費用を提供し、同時に買い手の匿名を提供する電子支払いシステムの必要性が存在する。

2015年3月19日木曜日

[US5960411] ワンクリック特許 注意すべき翻訳文

本件は、アマゾンのいわゆるワンクリック特許の翻訳に関します。以下、気になった訳文をピックアップしてみます。
  • (注意)略語の表示の仕方

Currently, Web pages are typically defined using HyperText Markup Language ("HTML").

現在、Webページはハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML: Hyper Text Markup Language)を使用して定義されているのが代表的である。



  • (注意)whichの先行詞が不明確な文

Many Web servers have been developed through which vendors can advertise and sell product.

そこを通してベンダ(取引業者)が製品を宣伝し、販売できるようにするWebサーバが多数開発されている。


  • (注意)want、能動文を受動文のように訳す

Since the purchaser-specific order information contains sensitive information (e.g., a credit card number), both vendors and purchasers want to ensure the security of such information.

購入者固有注文情報はセンシティブ(機密を要する)情報(例えば、クレジット・カード番号)を含んでいるので、ベンダと購入者のどちらも、かかる情報のセキュリティ(機密)が保証されることを望んでいる。

(注意)becauseを流して訳す。overの訳し方

Security is a concern because information transmitted over the Internet may pass through various intermediate computer systems on its way to its final destination.

セキュリティが関心事であるのは、インターネットを利用して伝送される情報がその最終的デスティネーション(宛先)に到達するまでの途中に様々な中間コンピュータ・システムを経由する可能性があるためである。

  • (注意)any、後半部は懸垂掛けでは?
In some models, when a purchaser selects any one item, then that item is "checked out" by automatically prompting the user for the billing and shipment information.
いくつかのモデルでは、購入者が任意のアイテムを選択したとき、そのアイテムは請求書発行と出荷情報をユーザに自動的に要求することによって「チェック・アウト」されている。


  • (注意)andによる複雑な並列関係

If a purchaser is ordering only one item, then the overhead of confirming the various steps of the ordering process and waiting for, viewing, and updating the purchaser-specific order information can be much more than the overhead of selecting the item itself.
ある購入者がアイテムを1つだけ注文する場合、注文プロセスの種々ステップを確認し、購入者固有注文情報を待ち、表示し、更新するオーバヘッドは、その項目を選択すること自体のオーバヘッドよりもはるかに大きくなる可能性がある。

注目の投稿

[書評] 投資家が「お金」よりも大切にしていること 藤野英人

目次  第1章 日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目(8割の学生が「お金儲け=悪」日本人は世界一ケチな民族 ほか) 第2章 日本をダメにする「清貧の思想」(バットマンはなぜ「かっこいい」のか?日本のヒーローは…公務員 ほか) 第3章 人は、ただ生き...