2017年6月2日金曜日

2017年上半期に観てよかった映画


この上半期は、「当たり」の映画が多かったように思います。いつものように、自己採点で80点以上を記録した映画を紹介します。

  • LION ライオン 25年目のただいま
上半期で一番感動した作品。インドに行ったことがある人や、映画「スラムドッグ・ミリオネア」が好きな人なら共感できると思います。タイトルからして、ライオンに育てられたインドの少年かなと思っていたら、ライオンは、まったく出てきませんでした。少年役のインド人が可愛らしい演技は強烈に印象に残りましたが、ニコール・キッドマンが出演していたのには全く気づきませんでした(若い頃のクールビューティがなくなっていたので)。映画の最後に、実際の人物の写真も登場して、「本当に実話なんだ」と余韻に浸ってしまいました。
  • あらすじ
インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという実話を、「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテル、「キャロル」のルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華キャスト共演で映画化したヒューマンドラマ。1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで来てしまう。そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長。25年後、友人のひとりから、Google Earthなら地球上のどこへでも行くことができると教えられたサルーは、おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめる。


  • パッセンジャー(原題:PASSENGERS)
宇宙を舞台にした映画は、先が読めない面白さがあります。宇宙版タイタニックと呼ばれるだけあり、ロマンチックな作品です。こんなに登場人物が少ないハリウッド映画は今まで観たことがない。その分、女優ジェニファー・ローレンスの演技力や存在感が際立ってます。

あらすじ
近未来、5,000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、人々の移住地に向かうべく地球を出発。到着までの120年、冬眠装置で眠る乗客のうちエンジニアのジム(クリス・プラット)と作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)だけが、予定より90年も早く目覚めてしまう。絶望的な状況を打破しようとする二人は、次第に思いを寄せ合うものの、予期せぬ困難が立ちはだかり……。シネマトゥデイ



  • WE ARE X
Xのドキュメンタリ映画、昔からのファンでなくとも、これを観たらファンになってしまうこと間違い無し。本作が、英国や米国など世界中でセンセーションを巻き起こしていることも頷けます。Yoshikiの音楽にかける情熱、飽くなき探究心がよくわかります。

あらすじ
「紅」「Forever love」など数多くの名曲を世に放ち、世界的なロックバンドとなった、X JAPAN。世界への挑戦、メンバーの脱退やバンドの解散、HIDEとTAIJIの死、そしてToshlの洗脳騒動など、X JAPAN には多くの悲劇が降り掛かった。その後、2007年に再結成を遂げて以降、精力的な活動を行い、2014年にはアメリカのマディソン・スクエア・ガーデンでの公演を成功させる。その公演の様子や舞台裏を追い、バンドの歴史や音楽性についてメンバーや関係者が語る。シネマトゥデイ

・「WE ARE X」オリジナル・サウンドトラック




  • T2 トレインスポッティング(原題:T2 Trainspotting)
大ヒットしたトレインスポッティング20年ぶりの続編。前作を観た当時は、スコットランドの若者に広がる不安やドラッグの蔓延などの背景がよくわかりませんでしたが、20年経つを様々な視点で観ることができて非常に面白かったです。また、スコットランドの訛りは、インド英語などに匹敵するくらい分かりにくいことにびっくりしました。キャスト、監督、脚本家も同様に20年分、年を取っているはずなのですが、この映画の音楽、ファッション、映像など全てがかっこいいままでした!

あらすじ
かつてレントン(ユアン・マクレガー)は、麻薬の売買でつかんだ大金を仲間たちと山分けせずに逃亡した。彼が20年ぶりに故郷スコットランドのエディンバラの実家に戻ってみるとすでに母親は亡くなっており、父親だけが暮らしていた。そして悪友たちのその後が気になったレントンが、ジャンキーのスパッド(ユエン・ブレムナー)のアパートを訪ねると……。シネマトゥデイ

・T2 トレインスポッティング -オリジナル・サウンド・トラック




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