2016年8月27日土曜日

原稿のチェック(校正)方法

一度翻訳した原稿を納品する前に、訳抜け、誤訳をチェックする必要がありますが、以前の記事『仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する』にも記載した通り、提出期限までこの作業を繰り返してしまい、多大な労力と時間が費やされることになります。

そういうわけで、最近は、自分なりにシンプルな原稿のチェック(校正)方法を確立しています。
具体的には、訳文と原文をそれぞれコピーし(Tradosの場合では左半分に原文、右半分に訳文が対比されてコピーされたもの)、それを青色のボールペンで原文と訳文をそれぞれ単語毎(あるいは文節毎)下線を引いていきます。訳抜け、誤訳等を発見したときは、赤色のボールペンを使用して、下線やメモを残します。最後に、そのメモを見ながら、パソコン上で修正していき、チャックが完了となります。

その際、使用するボールペンとしては、非常に滑らかな書き心地の『多機能ペン ジェットストリーム 4&1』を重宝しています。

  • 多機能ペン ジェットストリーム 4&1



しかし、チェック作業の多くを青色のボールペンで行うため、どうしても青色のインクの減りが早くなってしまいます。

そこで、最近、はじめて万年筆を使い始めました。
文房具店で実際にいろいろ試し書きしましたが、なぜか安価な『パイロット 万年筆 カクノ FKA-1SR-LF 細字 ブルー』が一番書きやすかったので購入しました。おそらく万年筆では珍しく、三角グリップを採用しており、握りやすくなっているからだと思います。また、このカクノのペン先は、パイロットの万年筆の中でも高価なタイプ『コクーン』や『プレラ』と同一のようなので、品質的にも問題ないようです。
万年筆は、ボールペンよりも少ない力で書けるので、満足しています。


  • パイロット 万年筆 カクノ FKA-1SR-LF 細字 ブルー






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