こうした場合、翻訳者はどのようにフィードバックを手に入れればよいのでしょうか?
特許出願の場合は、公開制度があるので、公開されるまで気長に(原稿を納品してから1年くらい)待って、公開公報と自分の提出した原稿とを、テキスト比較ツール等を使って見比べるという方法があります。具体的には、以下のとおりです。
- J-PlatPatの特許・実用新案テキスト検索、またはgoogle patentで該当する公報を見つける
- Espacenetで、その外国出願(ファミリー出願)を見つける
- difff《デュフフ》を使って、提出した原稿と外国公開公報のデータを比較する
- 比較データは、Evernote Web Clipperを使って「ページ全体」を保存しておく
この方法の問題点は、1年くらいのタイムラグがあってはじめてフィードバックを手に入れることができるので、そのタイムラグの期間は、フィードバックを次の案件に活かすことができないことです。
やはり面倒かもしれませんが、すぐにフィードバックをいただける翻訳会社は、翻訳者にとって有り難い。翻訳者は、そうした翻訳会社に対して、共に成長していけるという共同体意識を持てるのではないかと思います。
なお、J-PlatPatの特許・実用新案テキスト検索について詳しく知りたい場合は、以下の書籍をおすすめします。
よろしければ、ポッチッとお願いします。
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